【FP3級】受験準備のまとめ

Last Updated on 2023年4月16日 by らくろぐ

受験の準備と心構え

前回はFP3級の受験動機と勉強方法についてまとめました。

今日はそもそもFP3級とはどんなもの?から試験当日までの準備などについてまとめておきたいと思います。

FP(ファイナンシャルプランナー)検定とは?

日本FP協会のサイトには以下のような記載があります。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

つまり人の一生の中で大きくかかわるお金にまつわるいろいろな知識を備え、それらを生かしていくための能力を示すもの、ということでしょう。

生命保険業界や、不動産業界、金融関係者など取得している人も多いです。

一般的に、資格として就職に生かすことができるのは2級以上のようです。3級は持っているからといってそれをもとに業務が広がるということはなさそうです。

それでもFP3級程度の知識をもっていると、自分自身の老後資金や利用できる公的年金について、相続税、不動産取得時の税金や資産価値としての理解、保健商品の利用時の理解、資産運用するうえでのリスク許容度についてなどなど、自分自身の資産を守る力になることこの上ないです。

3級は一般常識がベースになっているので、それほど勉強しなくても合格できる、という話も聞きますが、勉強することで自分の中でぽつりぽつりと点として存在していた情報が、系統だてて一気に整理されるので、合否に関係なく、自分自身の武器になれると確信しました。

前振り長くなりましたが、FP3級は実は二つの団体で受験できます。

  • 日本FP協会(FP協会)
  • 金融財政事情研究会(きんざい)

FP協会ときんざい、違いは?

FP3級の試験は「学科」と「実技」に分かれます。実は「学科」の試験内容は、FP協会きんざいも同じものだそうです。

「実技」の出題範囲が以下のようになっており、自分自身で強みとしたい分野が多いほうを受験科目と決めて、それに合わせて申し込むというのが一般的な流れです。

きんざい個人資産相談業務(保険、年金、資産運用、相続、贈与、不動産等)
きんざい保険顧客資産相談業務(保険業務向け)
FP協会資産設計提案業務(保険、年金、資産運用、相続、贈与、不動産等)
 →ただし、範囲が広め

となっています。これを参考に自分に合った分野を選ぶとよいでしょう。

受験申込先も異なりますので、間違えずに申し込みましょう。

試験の方式

試験はすべてマークシートによる選択問題です。

学科は60問。前半30問が〇×選択(実際は〇→1、×→2をマーク)、後半30問は3択問題です。

実技は、税金や株式、不動産などの分野で計算問題が30問出題されます。その答えも3択でマークシートです。

試験時間は学科は2時間、実技は1時間です。(学科:午前中、実技:午後)

時間配分ですが、問題になれていれば、比較的余裕がある人がほとんどです。開始1時間で退出可能なので、そのタイミングで退出してしまう人が多くいました。

昼休みを挟んで実技となるため、早めに退出して、午後の試験の準備に充てる人も多いようです。

当日のもちもの

  • 受験票(※きんざいのみ写真を添付する。2枚)
  • 筆記用具(HB以上の鉛筆、シャープペンシル)、消しゴム
  • 計算機(プログラミング、関数電卓はNG)
    • 計算機は認められない機能付きのが多くありますので注意が必要です。
  • 時計(スマホやスマートウオッチはNG)
  • 身分証明書(FP協会のみ)
  • 体温調節できる服装
  • 水分、軽食(周辺にコンビニなどない場合)

写真と計算機は直前になっていろいろ指定があることに気づき、買いなおしたり撮りなおしたりであわててしまったので、注意が必要です。

あとは現地であわてることなく、いつも通りの実力が発揮できるよう、リラックスして臨むことが一番ですね。

当日は男女比は女性が少し多いように感じました。

年齢層も20代が多めですが、40代50代に見える方も多く、本当に一般的な資格なんだと実感することができました。

合否に関係なく、自分自身を守る力に直結できるFP3級だと思います。少しでも挑戦しようとうかたのお手伝いになれば幸いです。