Last Updated on 2023年8月22日 by らくろぐ
個人間で商品の取引のできるプラットフォーム「メルカリ」。その販売価格は300円から出品可能ですが、これでは送料や手数料を指し引くとほとんど売り上げがありません。
それでも300円で取引を行う人はたくさんいます。かくいう私もその一人。その謎について考えてみました。
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最低価格300円で出品したときの利益はいくらになるのか
気になる記事がありました。
2023年5月現在、メルカリの送料と手数料は以下の通りです。
https://pj.mercari.com/mercari-spot/mercari_school_list.pdf
配送方法 | サイズ | 送料 | 販売価格300円の 利益 |
---|---|---|---|
ネコポス | 角形A4サイズ | 210円 | 60円 |
ゆうパケット | A4サイズ 3辺合計60cm以内 | 230円 | 30円 |
ゆうパケットポスト | 専用箱発送 | 215円 | 55円 |
定期郵便 | 定形封筒 | 25g以内 84円 50g以内 94円 | 186円 176円 |
定形外郵便 | 定形郵便で 送れないサイズ | 重さにより 120円~1350円 | ー |
クリックポスト | A4サイズ以内 | 1kg以内 185円 | 85円 |
スマートレター | 【専用封筒】A5サイズ | 1kg以内 180円 | 90円 |
レターパックライト | 【専用封筒】A4サイズ | 4kg以内 370円 | – |
レターパックプラス | 【専用封筒】A4サイズ | 4kg以内 520円 | ー |
この記事から現在は配送料も上記のように改定され、販売価格300円売った場合のネコポス利用時の利益は60円にしかなりません。(手数料は1割)
さらに、商品を発送する際に、梱包したり、セブンにもっていったりする手間を考えるとはっきり言って赤字に近いのではないかと思うときもあります。
300円で出品するものは?
ほぼ利益がでない300円設定だとしても、かくいう私も300円で商品販売することが多いです。というか、ほぼ300円のものばかりかもしれません。
自分が300円設定で販売する商品は以下の通り
基本的にはネコポスかゆうパケットポストで送れるサイズのものに限ります。
300円で出品する理由
記事の筆者が考える理由としては
ということを挙げていました。
これに関しては自分も同感ですね。
さらに自分自身として考えてみるならば、以下の2点があげられます
リサイクルショップに持ち込むよりも300円設定のほうが利益が出る。
これはCDやDVD,本などにが該当します。
近くの中古商品扱い店舗にもっていっても、店での売れ筋に直結していないとまとめて数百円程度になってしまうことが多いです。
メルカリにおいては、どうしてもその特定のCDがほしい、というユーザーの方も存在するので、そういったケースでの取引が発生したことも過去にありました。これらのCDは店舗の場合はほとんど価値がないので、300円にしておいても、メルカリで出品しておいてよかったと感じています。
もちろん300円にしていても、「いいね」や閲覧履歴がつかない商品も多いので、半年から1年程度出品しておいて、ほとんど反応がない場合はまとめて中古品取り扱いの店舗に引き取ってもらうことにしています。
価値のないものを置き続けるよりも300円でも売りたい
300円にしているものは、自分自身にとってはほとんど価値がなく、処分してしまうかどうか悩んでいるものも多いです。でも誰かに譲るとか、メルカリで価格設定を高めにして様子をみるためにそれを家に置き続けるということは、結果的にスペースを要します。
すなわち、0円のものを家に置くためのスペースに対して家賃やローンを払う、ということになると考えているからです。
できるだけ早く処分したいという考えはごみの捨て方がわからない、に少し近いかもしれません。
社会との結びつきを感じるシニア世代
記事の最後では、60代のメルカリの利用者の3割程度が、このアクションにより社会とのつながりを感じているとレポートしています。
確かに、自分のいらないものが、誰かの価値になっていると感じるのは、新しい価値観を得ることができ、刺激になると思います。逆に自分のお気に入りだった服が全く見向きもされないということも気づきますね。それはそれで、、
300円で売れる手軽なもので社会との結びつきを得られるのは、利益以上の価値があるのかなと、感じました。
300円でも売れないときはどうする?
一方、最低価格の300円でも売れない場合の商品はどうしたいいのでしょうか?
設定を変更することができないので、別の角度からアプローチすることで結果的に売り上げを出すことも可能です。
いくつかでまとめ売りする
単体価格300円で出品している複数のものを300円でまとめ売りすることで、一個あたりの単価を300円以下にすることができます。
これも一つのテクニックですね。
商品説明を変更してみる
商品説明の内容を変えることで検索するターゲット層が変わる可能性があります。
特に、ハッシュタグの付け方を考え直す、というのも一つの方法です。
出品を取り下げる
一時的に取り下げて様子をみるのも一つの手段です。何かの拍子にその商品がバズって人気がでる、ということもないとは限りません。
つねに世の中のトレンドを意識しながら流行っている時期を逃さないようにして出品することを心がけましょう。
違うフリマサイトに出品する。
メルカリで売れなければ別のフリマサイトに出品するという方法もあります。これもメルカリでは探している人がいなくても、別のサイトのユーザーには希望者がいる可能性があるからです。
メルカリで300円以下で売りたい場合のポイント まとめ
メルカリでほとんど利益の出ない出品価格の300円で商品を出品する理由について考えてみました。
手数料と送料を引いたら利益は100円にも満たない場合がほとんどですが、それでも売るには人それぞれ訳があります。
- リサイクルショップを利用するよりも利益が出るから
- 家にあればそれは不用品となってしまうから。
それを考えれば100円未満の利益でもメリットあると言えるでしょう。
それでも300円でも売れない時には、商品を出し直したり、まとめ設定にしたり、といろいろな裏ワザがあります。
メルカリは買う人にとっても売る人にとっても宝の山といえるでしょう。